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台風の影響で、ご予約いただいていたお客さんも次々にキャンセル。。
暇な時間にいろいろ情報収集していたところ、K DUB SHINE氏のこん
な記事を発見。
僕自身7年後の東京オリンピック開催について、違和感を感じていたところだったんで
すが、まったく同意見だったので、転載させていただきます。
第96回 東京オリンピック開催に思うこと。
2020年のオリンピック開催地が東京に決定し、今やマスコミはお祭りムード一色だ。渋谷生まれのオレは、前の東京五輪の「史跡」を見ながら育ったし、ガキの頃に大人たちから何度も当時の話を聞かされてたこともあり、自分自身が東京でオリンピックを体験できるのは、いささか感慨深いものがある。しかし同時に、今回はイスタンブールでの開催を応援する気持ちが強かった。順番として、まだ開催されたことのない国を優先すべきだと思うし、初のイスラム圏での開催には、国際的には大きな意義があったはずだ。

お祭り騒ぎに水を差すようだが、結局のところ、IOCなんて金の力でどうにでも動く団体なのだろう。今回の決定に関しても、日本が金の力にモノを言わせただけではなく、さらに上の次元での欧米支配層が決定権を左右していたと予想される。つまり、イスタンブールより、西側社会に属した東京で開催するほうが、自分たちの利益になると踏んだのだろう。さらに言えば、有史以来続いているキリスト教による、イスラム排除の論理がここでも発揮された。ここ数年のエジプトやシリアでの内乱とも無関係ではない。

今回、国際社会というのが、思ってたよりもたいしたことないことも分ってきた。本来もっと厳しく追求すべき福島の放射能汚染についても、それぞれの外国人記者は鋭い質問をしていたにも関わらず、当の票を持った実行委員らは、あまり意に介さずという姿勢を貫いていた。出場する選手や、観戦にくる外国人たちには、現在の状況をどのように説明するのだろうか。どうやら多国籍企業の望む流れに対し、口をつぐむ方が、国際的経済効果が見込めるということなるのだろう。

まぁ、決まった以上は、オリンピック開催が生み出す緊張感で、原発事故処理を急いだり、被災者支援の予算を増やすのが真っ当な考え方だと思うのだが。もし、あと2.3年の間に、事故収束が成功しなければ、開催地としての資格をはく奪されてもやむを得ない。汚染対策自体が、今のようにグズグズでは、主役の選手らや訪問客らも、自主的に参加を拒否したくなってくるのではないか。

それに、今の国際情勢を考えれば、7年後にオリンピックみたいなお祭りを開催できるのかどうかも怪しい。1980年に開催されたモスクワ・オリンピックのように、西欧と日本の西側諸国がこぞってボイコットした状況に匹敵する冷戦状態だって、この先十分にあり得る話なのだ。どこかの大国は、どこかに仮想敵を見つけ、常に戦争で経済を回していこうとしているからね。

最後になるが、次回の東京オリンピックに向けて、オレがひそかに懸念しているのは、安全なオリンピック開催を口実として、テロ対策に名を借りた規制強化や、自衛隊の権限増大などが行われることだ。このまま世論が今のフィーバー気分なら、きっと大きな疑問も挙がらず、結果的に自らの首を絞める「テロとの戦争」へ向けた法改正に、いつのまにか賛同してしまうかもしれない。この先、オレたちはさらに注意深く、政治や社会の動きを監視していかなければならないのは明白だ。